年に1度駅伝のコースになっている富士登山道がある

富士山には現在、整備されている登山ルートが全部で4箇所あります。

このうち、利用者数が特に多くて知名度も高いのは吉田ルートですが、知名度に限ればかつては御殿場ルートも吉田ルートに負けないほどありました。その理由は御殿場ルートが毎年8月に開催されている富士登山駅伝のコースの一部になっており、この大会の様子が2006年までテレビで放送されていたためです。

富士登山駅伝のコースに含まれている御殿場ルートは4箇所ある登山道の中では距離が最も長く、高低差も最もあります。そのため、登山の経験が豊富な人であっても少々きつさを感じる人が少なくありません。

実は、このきつい登山道を使用して速さを競う大会の歴史は古く、1913年に初めて個人で競う大会が、1925年に初の駅伝大会が開催されました。その後中止と再開を繰り返しますが、1976年に富士登山駅伝という名称で復活してからは途切れること無く開催が続けられています。

富士登山駅伝は2018年で43回目の開催になります。現在は御殿場駅前をスタートし、富士山の山頂でたすきに判を押してもらった後に折り返し、市の陸上競技場にあるゴールを目指すコースで、全長47.93kmを6人でつなぎます。

最大の見所はもちろん4区から始まる山区間で、高低差は4区とその折り返しの8区、および山頂を通過する6区は600mを超え、5区と7区に至っては1000mを超えます。コース全体の標高差は3258mと世界最大で、決して整っているとはいえない走路がコースの半分以上を占めていることからかなり過酷なレースです。

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